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(1) 御影石の豆知識 |
G603 御影石は、兵庫県神戸市の御影町にて産出された、花崗岩(かこうがん)の積出港として使用していた「御影港」の名前が、御影石の語源とされていますが、建築石材の世界では、建築や墓石に使われる花崗岩全般のことを御影石と呼んでいます。
耐久性・耐摩耗性・風化に強く、磨けば光沢があり、大変美しい材料です。また、成分に磁鉄鉱を含むものが多く、マイナスイオンを発生し、天然の抗菌や防腐の役割も備えていると言われます。御影石は、日本では、建築の内外装の化粧材として、壁や床・カウンタートップなどに、土木では舗装材、基礎石、段石などに使用される他、墓石としても多く使用されています。
G381
日本では古くから色々な場所で数多くの御影石が産出され、使用する御影石は地方によって異なり多種多様でしたが、日本の多くの御影石は、埋蔵量も少なく、傷や品質のムラが多く、また環境保護のため生産も制限されたため、国産の御影石の生産は非常に少なくなってしまいました。現在では、国産の御影石の代わりに、輸入品が主体となっています。
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(2)御影石の鉱物学的特徴 |
御影石は、火成岩(マグマが冷えて固まった岩石)が地中で徐々に冷却固結した深成岩の一種類で、本来は花崗岩(かこうがん)のことを指します。最近では、他の深成岩や、花崗岩が変成してできる変成岩の一種である、片麻岩も御影石と呼んでいる場合もあります。
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バルチックブラウン
山西黒 |
(3)御影石の表面仕上げ |
御影石の表面仕上げは、本磨きとジェットバーナーが主流ですが、その他にも下記のような仕上げ方法があります。 |
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一般的な石材の
仕上げの種類 |
御影石の
仕上げ方法 |
- 本磨き: 粗い砥石から徐々に仕上げて#2000までを使い、最後は光沢出しバフ仕上げ。
- 水磨き: #186〜#400までの砥石仕上げ。
- 小叩き: ビシャン仕上げの面に更に小叩き用のノミで細かな平行線を刻む仕上げ。
- ビシャン: ノミ切りした表面をビシャン工具で叩いて平滑に仕上げる。
- ノミ切り: 割り肌された表面をノミを使い平らに仕上げる。
- 割り肌: くさび割した原石の表面をそのまま使用する仕上げ。
- コブ出し: 表面にコブ状の粗い凹凸面を作る仕上げ。
- つつき: 粗削りされた表面をつつき工具で突いて凹凸面を付けた仕上げ。
- げんのうこづき: げんのうにて一様に粗い凹凸面を作る仕上げ。
- ジェットバーナー: 冷却水を散布しながら加熱用のバーナーで急激に表面の結晶を膨張、破裂させ凹凸面に仕上げる。
- J&P: ジェットバーナー仕上げの後化学繊維のブラシまたはバフにて研磨する仕上げ。
- サンドブラスト: 表面に鉄砂またはカーボンを高圧で吹付け目粗しした仕上げ。
- ウォータージェット: 高圧の水で表面を目粗しした仕上げ。
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磨
き |
本磨き |
○ |
水磨き |
○ |
叩
き |
小叩き |
○ |
ビシャン |
○ |
ノミ切り |
○ |
割り肌 |
○ |
コブ出し |
○ |
つつき |
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げんのうこづき |
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そ
の
他 |
ジェットバーナー |
○ |
J&P |
○ |
サンドブラスト |
○ |
ウォータージェット |
○ |
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